ドライバーの人手不足には派遣がおすすめ!派遣会社へ依頼するときの注意点も解説
年末年始やお中元のシーズンになると荷物の配送量が増え、ドライバーの人材不足に悩まされる運送会社も少なくありません。派遣を活用することで、ドライバーの人材不足を解消できる可能性があります。
本記事では、派遣されたドライバーができる業務内容や人材派遣がおすすめな理由、人材派遣会社でドライバーを依頼するデメリットを解説します。
目次
- 人材派遣の種類
- 期間など柔軟に手配できる
- 1人〜大人数まで手配できる
- ドライバー経験豊富な即戦力を手配できる
- コストを削減できる
- 派遣料がかかる
- 人材を選考することはできない
派遣されたドライバーができる業務内容
派遣会社から派遣されたドライバーができる業務内容は以下の通りです。なおドライバーが所有している運転免許によって、運転できる車両が異なります。そのため企業によっては、現有免許を確認されることもあります。
【派遣されたドライバーが従事できる業務内容】
|
ドライバーを雇用する方法
ドライバーを雇用する方法は以下の5つあります。
派遣 | 契約社員 | 請負 | 正社員 | アルバイト・パート | |
---|---|---|---|---|---|
雇用形態 | 間接雇用 | 直接雇用 | 間接契約 | 直接雇用 | 直接雇用 |
雇用主 | 派遣会社 | 企業 | 請負企業 | 企業 | 企業 |
契約先 | 派遣会社 | 個人 | 個人 | 個人 | 個人 |
給料 | 時給 | 時給 | 対価 | 月給 | 時給 |
契約期間 | 有期 | 有期 | 無期 | 無期 | 有期 |
人材派遣会社に派遣してもらう場合、企業は派遣会社にどのようなスキルを持った人材が欲しいかを相談します。他にも勤務条件や待遇についてヒアリングをした後、人材派遣会社が人材を募集します。依頼先企業とのマッチングが成立すれば、晴れてドライバーが依頼先に派遣される仕組みです。
人材派遣の種類
ひと口に人材派遣といっても、その種類は3通りあります。期限の決まっている有期雇用、雇用期間の定めがない無期雇用、契約期間終了後直接雇用に切り替えることが前提の紹介予定派遣の3種類です。
【人材派遣の種類】
- 有期雇用派遣:最長3年の期限付きで派遣先企業で就業する形態
- 無期雇用派遣:雇用期間が決まっていない派遣形態
- 紹介予定派遣:雇用期間終了後、直接雇用を前提とした派遣形態
また上記の派遣形態を細分化すると、以下の表の通りとなります。
派遣の
種類 |
有期雇用派遣 | 無期雇用派遣 | 紹介予定
雇用派遣 |
||
---|---|---|---|---|---|
日雇派遣 | 短期派遣 | 長期派遣 | |||
雇用期間 | 30日以内 | 1~3ヶ月 | 3ヶ月~3年 | 無期
(3年~も可) |
6ヶ月以内 |
採用選考 | なし | なし | なし | なし | あり |
給料 | 時給 | 月給・時給 | 時給 | ||
ドライバーへの派遣 | 不可 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
こんな企業におすすめ | ・繁忙期など一時的な人手不足を解消したい
・急な欠員を解消したい |
・間接雇用で長く働いてほしい
・同じスタッフに来てもらいたい |
・ゆくゆくは直接雇用を検討している
・事前に適性をみたい |
最短31日~3ヶ月の間であれば、短期派遣を選ぶと良いでしょう。日雇派遣と呼ばれる30日以内の派遣は禁止されているため注意が必要です。
長期で働いて欲しい場合には、長期派遣もしくは無期雇用派遣が最適です。また採用を前提にして人材を派遣して欲しい場合、紹介予定派遣を利用したうえで6ヶ月間で採用するかどうかを判断しましょう。
ドライバー確保に人材派遣がおすすめの理由
ライバーの人員確保に人材派遣サービスを活用するのがおすすめの理由は、主に次の4つです。
- 期間など柔軟に手配できる
- 1人〜大人数まで手配できる
- ドライバー経験のある即戦力を手配できる
- コストを削減できる
それぞれ詳細を見ていきましょう。
期間など柔軟に手配できる
どの程度の期間でドライバーが欲しいのかは、配送している荷物によって異なります。繁忙期だけ人手が欲しいのか、慢性的に人手が不足していて長期での人材確保が必要なのか、自社の状況を整理しましょう。人材派遣であれば、状況に合わせて必要な期間だけ人材を補填することができます。
正社員採用など派遣以外の人材確保方法では、上記のように柔軟な対応ができません。派遣ならではのメリットとして押さえておきましょう。
1人〜大人数まで手配できる
急な退職などで穴埋め的に人材が必要な場合や、繁忙期で大量に人材を確保しなければならない場合など、必要な人数に合わせて幅広く人材手配が可能です。
ドライバー経験豊富な即戦力を手配できる
派遣会社の中には、ドライバーの経験を持った人材しか登録していない派遣サービスや、ドライバー派遣に特化した派遣サービスが存在します。ドライバーの業務経験があると臨機応変な対応が期待できるので、即戦力になる可能性があります。
また派遣先のニーズに合わせて、フォークリフトなどの特殊自動車、トラックなどの大型のドライバーを手配することも可能です。もちろん実務経験を積んだ人材が派遣されるため、少しの協力で即戦力になってくれるでしょう。
コストを削減できる
ドライバー派遣にかかわらず、派遣全般で言えることにコストの削減が見込める点があります。雇用保険や給料の支払いなどは派遣労働者と契約している派遣元の企業が行うため、派遣先ではこれらの管理やコストが発生しません。また採用や募集にかかるコストも必要ないため、大幅なコスト削減が見込めるでしょう。
人材派遣会社でドライバーを募集するデメリット
人材派遣会社を活用してドライバー人員を補填することには、デメリットもあります。
主に以下の2つがデメリットとして挙げられます。
- 派遣料がかかる
- 人材を選考することはできない
派遣料がかかる
人材派遣会社を使ってドライバーの人員確保をすると、月々の派遣料が発生します。自社採用に比べるとコスト負担は大きな金額にならないことがほとんどですが、積みあがっていくと企業の負担になりかねません。初めから長期での雇用を検討しているのであれば、直接雇用で求人をかけてみるのもひとつの方法です。
人材を選考することはできない
派遣前の人材を面接することはできません。労働者派遣法第26条で定められており、紹介予定派遣を除く全ての派遣雇用で禁止されています。紹介予定派遣は契約期間満了後に直接雇用に切り替える可能性があるため、例外として認められています。
それ以外の無期雇用派遣・有期雇用派遣は禁じられているため、面接などをすることはできません。
まとめ
ドライバーの人材を確保するために派遣を活用すると、期間や人数、必要なスキルに合わせて適切な人物を効率よく採用することができます。法律で禁じられていたり、費用面で負担をしなければならなかったりする場面はあるものの、柔軟に人材確保ができるという点では非常におすすめです。
フルキャストポーターでは、物流・運輸業界を支える経験豊富なドライバーが多数在籍しています。派遣社員だけではなく、契約社員やアルバイト・正社員の紹介も可能です。ドライバー不足に悩んでいるのであれば、ぜひ一度ご相談ください。
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