清掃業で業務委託できる仕事内容|委託先の探し方や契約時の注意点も解説
人手不足が常時叫ばれる清掃業ですが、業務委託で人員を確保することもできます。この記事では、業務委託における清掃業の範囲や委託先の探し方などについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
- マンション清掃
- ビル清掃
- 特殊清掃員
- 一般家庭
- イベント会場やレジャー施設
- 乗り物内部
- その他
- 求人サイトを利用する
- 業務委託用の求人サイトを利用する
- 契約書の有効期限の確認
- 源泉徴収の扱い
清掃業において業務委託で頼める仕事内容 の範囲
ここではまず、清掃業で業務委託した場合に頼める仕事内容について解説します。
【主な仕事場所】
- マンション清掃
- ビル清掃
- 特殊清掃員
- イベント会場やレジャー施設
- 乗り物内部
- その他
マンション清掃
マンション清掃の場合、中心的な清掃場所である共有部分に住人が長く留まるようなことはほぼありません。具体的な清掃場所は、廊下や階段、エレベーター、エントランスホール、ゴミ置き場、駐車場などです。清掃の対象範囲は広範囲にわたりますが、ほかの清掃員と分業で行ったり、日数をかけて行ったりするため、1人で全ての清掃を1日のみで終わらせることはほとんどないでしょう。
ビル清掃
ビル清掃は、オフィスビルの共有部分やフロア、トイレなどの掃除を行います。高層ビルの場合、外からゴンドラやロープで対応することもあるかもしれません。この場合、基本的に未経験者は対応できないため、発生する給料は割高になるでしょう。ビルの規模が大きい時はチームで対応することも多 いようです。
特殊清掃員
特殊清掃とは、亡くなった方の部屋やゴミ屋敷、事故現場などの掃除・片づけを行う清掃業務のことです。体液や血液の清掃、臭いの除去や害虫駆除など、一般的には精神的負担が大きい業務内容が多数含まれます。また、業務で使用する薬品や道具には扱いを間違えると危険なものもあり、体液や血液などの清掃時には十分な感染対策が必要です。
一般家庭
一般家庭の清掃に関しても、清掃の仕事の選択肢の1つです。キッチンやトイレ、ふろ場などの清掃を行います。普段掃除していてもなかなか落とせないような頑固な汚れや、素人では手を出せないような場所の汚れ落としを依頼できます。例えば、エアコンの内部洗浄やレンジフードの頑固な油汚れの清掃などです。似たものに家事代行がありますが、この場合は清掃というよりは家事一般を対象としていることから、洗濯や料理なども業務範囲です。
イベント会場やレジャー施設
イベント会場やレジャー施設も、清掃業務の対応場所です。イベントやコンサートが開催された後の会場には、大量のゴミが発生します。そういったゴミを取集したり、座席を一つ一つ清掃したりすることが業務範囲です。
イベントの場合、来場客の入場後に清掃を行うため、仕事時間が深夜になることも少なくありません。また、施設によっては来場客がいる営業時間内に業務を行うこともあります。
乗り物内部
清掃の業務範囲としては、公共交通機関をはじめとした乗り物の内部も対象になります。列車や航空機も、乗客が快適に過ごすためには清掃が必要です。例えば列車内の場合、客席やその周囲、洗面スペースの清掃などを行います。
また、新幹線や特急列車の場合、座席の向きをそろえたり、座席前の印刷物を補充したりすることも必要です。乗り物が停止している短い時間での清掃を求められることもあり、その場合は迅速に作業を終わらせなくてはなりません。
その他
上記に紹介したほかにも、清掃業者が請け負う現場は幅広く存在します。商業・公共施設や駅構内、宿泊施設、病院などがその例です。清掃する場所や依頼者に合わせた注意点や清掃技術が求められるため、一言で清掃業といっても仕事の内容や注意する点はさまざまです。
業務委託先を選ぶときのポイント
業務委託の求人方法は、次の2つが代表的です。
- 求人サイト
- 業務委託用の求人サイト
自社の求める人材は、どのプラットフォームを利用すべきかを知っておくと、効率よく採用が進むでしょう。
求人サイトを利用する
求人サイトを利用すれば、数十万~数百万人の求職者に対してリーチできます。ただし、ひと口に求人サイトといっても、さまざまな種類や料金形態があります。まずは業務委託の募集ができるサイトを探す必要があるでしょう。
また料金体系も求人サイトによって異なります。完全無料のものから成果報酬までさまざまです。
- 完全無料型
- 一部無料型
- 先行投資型
- 成果報酬型
採用予算が少ない中小企業の場合、利用できる求人サイトに制限が生じるかもしれません。
求人サイトを利用する場合は、業務委託の求人に強いサイトか、予算的に問題ないかなどの検討をする必要があるでしょう。
単発・少人数でも、長期・大人数でも、全国どのエリアでもご依頼いただけます。フルキャストホールディングスの清掃・リネンスタッフの人材派遣・紹介サービスの特徴はこちら。
業務委託用の求人サイトを利用する
求人サイトのなかには、業務委託 に特化したマッチングサービスもあります。アクセスしてくる求職者も、業務委託での採用を希望しているため、効率的に募集・採用が可能です。
エンジニア・プログラマー・デザイナーなど専門性が高い業務を依頼したい場合は、専門性が高い人材のみ扱っているサイトを利用しましょう。支払う報酬単価が高くなりますが、希望の人材を採用できる可能性が高まるはずです。
清掃業で業務委託するときの注意点
ここでは業務委託契約を締結する際に、特に注意すべき2点を確認しましょう。
【業務委託契約における注意点】
- 契約書の有効期限の確認
- 源泉徴収の扱い
上記に関しては細心の注意を払わないと、契約書が無効になったり、後々処理で手間がかかってしまったりする可能性が出てくるでしょう。円滑に業務委託を進めるためにも必ず把握しておいてください。
契約書の有効期限の確認
契約書の有効期限は、契約書を締結する際にはじめに確認するべきポイントです。有効期限が切れている契約書は効力がない書面として扱われてしまいます。
発行した日から期限が過ぎている場合はもちろんのこと、発行した際の有効期限の記載が間違っているケースも考えられるので必ず確認してください。万が一有効期限が切れていて、業者に逆手に取られてしまうと大きな損失を被る可能性があります。
源泉徴収の扱い
フリーランスのように個人で活動している人と業務委託契約を結ぶ場合、源泉徴収が必要になることがあります。ですが、個人で始めたばかりの人などは源泉徴収について詳しく理解しておらず、報酬の入金額が少ないと問い合わせをしてくるケースも珍しくありません。
どういった業者と取引をしていくのかにもよりますが、上記のようなケースが発生する可能性も踏まえて、源泉徴収の扱いをどうするかはしっかりと明記しておきましょう。記載してあれば、「記載してあります」の一言でやり取りが完了するので、揉めるきっかけを排除できます。
まとめ
清掃業で人材確保の手段として有効なものに、業務委託があります。後にトラブルを招かないためには契約時に書類などをしっかり確認して作成することが重要です。業務委託する仕事内容の範囲について、あらかじめしっかりと決めておくようにしましょう。
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