【企業向け】高校生を派遣バイトで受け入れできる?メリット・デメリットを解説
高校生が派遣で働くことは、法律上特に問題はありません。しかし実際に高校生を受け入れている派遣会社は少なく、求人を出しても募集がないのではないかと考えている担当者もいるでしょう。
本記事では、高校生で派遣ができるのかどうかとアルバイトとの違い、派遣バイトのメリット・デメリットを解説します。
目次
- 必要な期間だけ人材確保できる
- すぐに人員を確保できる
- 採用コストを削減できる
高校生でも派遣バイトはできる?
結論から言えば、高校生でも派遣会社に登録し派遣バイトができます。派遣における「学生可」条件を提示している多くは大学生や専門学校生向けとなっていますが、一部の派遣会社は16歳以上の高校生でも登録ができるようになっているのです。
ただし、高校生に対応している派遣会社は数が少なく、根気よく探す必要があります。その理由は厚生労働省が定めている18歳未満の労働者への禁止事項があるためです。
具体的には以下のような項目が定められています。
- 週40時間、もしくは1日8時間を超える時間外労働の禁止
- 午後10時~午前5時までの深夜労働の禁止
- 重量物の取り扱いなどの危険有害業務の禁止
従って18歳未満の高校生に依頼するよりも、18歳を超えた大人に依頼した方が融通が効きやすいため、高校生に対応していない派遣会社が多く存在するのです。対応している派遣会社の数は少なく求人数も決して多いとは言えませんが、派遣バイトは高校生からでも従事できるようになっています。
そもそも派遣バイトとは?
高校生が派遣で働くことを派遣バイトと呼ぶ人もいますが、厳密には派遣バイトという言葉はありません。後述しますが、派遣とアルバイトはそれぞれ別物であり、特徴やメリット・デメリットが異なります。
本記事ではわかりやすく区別するため、以後「派遣」と記載します。。
派遣バイトとアルバイトの違い
派遣とアルバイトという言葉が重なって「派遣バイト」と呼ばれることもありますが、両者はそれぞれ別物です。以下の表を見てください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
派遣 |
|
|
アルバイト |
|
|
派遣は派遣会社に依頼すれば、雇用関係を結ばずに必要な期間だけ人員確保できるなどメリットが多く挙げられます。
派遣バイトのメリット
企業が人材を確保したいと考えたときに、派遣を活用するメリットは以下の3つです。
- 必要な期間だけ人材確保できる
- すぐに人員を確保できる
- 採用コストを削減できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
必要な期間だけ人材確保できる
派遣は一定の期間だけ必要な人数を確保することができるため、繁忙期と閑散期に差がある業種や一時的に人手が欲しい業者に最適です。派遣会社次第では継続して派遣してもらうこともできますが、高校生は学業が優先されるため、継続での派遣はあまり現実的ではありません。
それでも工場での軽作業など、一時的に人を雇いたい場合は最適と言えるでしょう。
すぐに人員を確保できる
アルバイト採用よりもスピーディーに人員を確保できるのも、派遣を活用するメリットです。人材の募集や選定、手続きなども派遣会社が行うため、アルバイトの採用よりも短時間で、まとまった人員を確保できるようになっています。
採用コストを削減できる
採用コストがかからないのも、派遣を活用する利点の一つです。求人を出して人を集め教育研修を行うことを考えると、たとえアルバイトでも一定のコストがかかります。
派遣の場合は業界の経験者やリピーターなどが応募してくることもあり、企業にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
派遣バイトのデメリット
派遣のデメリットとして挙げられるのが、派遣料がかかることと、派遣期間に制限があることです。ですが、派遣料には派遣会社が負担する各種保険料や交通費などが含まれているため、トータルで見れば大きなコストではありません。
まとめ
高校生の派遣は、できることが限られるため一見すると需要が無いように思われがちです。しかし中には、たとえ高校生でも手を借りたいという企業があるのも事実です。派遣を受け入れたいのであればぜひ本記事を参考にしてみてください。
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