アパレル販売員を派遣で受け入れるメリットとは?任せられる業務内容や注意点も解説
販売員の人材が必要になった場合、人材派遣を活用してみると良いでしょう。この記事では、派遣の販売員を受け入れるメリットや注意点などについて詳しく解説します。
目次
- 業務効率化
- 採用コストの削減
- 人材不足の解消
- 即戦力になる人材の確保
- レジ精算業務
- 【レジ精算に伴う業務】
- 接客販売
- ディスプレイ作成
- 商品整理
- 採用コストをゼロにはできない
- 帰属意識が低い傾向にある
- 任せられる業務に制限がある
派遣で販売員を受け入れるメリット
派遣で販売員を受け入れるメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
- 業務効率化
- 採用コストの削減
- 人材不足の解消
- 即戦力になる人材の確保
それぞれ詳しく見ていきましょう。
業務効率化
定型化した業務を派遣社員に任せることで、自社社員でしかできない業務に人材を割り当てられます。これにより社員はコア業務を効率的に進められるようになり、残業時間の削減にも貢献するでしょう。
採用コストの削減
採用コストが削減できるのも、人材派遣を利用するメリットです。募集から採用までの人材採用にかかる費用をカットできるほか、教育にかかるコストも削減できます。
また雇用保険や健康保険、社会保険や給与計算には派遣元の会社が対応するため、受け入れ先企業はこれらを負担する必要がありません。ただし、以下の項目は派遣先企業の責任で管理しなければならないため注意が必要です。
- 労働時間管理
- 危険防止措置
- 健康障害防止措置
人材不足の解消
派遣人材を活用することで、企業の慢性的な人材不足を解消できるでしょう。欠員や休業が発生した場合にも、派遣先企業が希望するスキルや経験を持った人材を手早く確保することができます。
同一の労働者を迎え入れられるのは最大3年間という法律上の制限はあるものの、社員や取引先に負担をかけることなく人材不足を解消できます。
即戦力になる人材の確保
派遣人材は一定のスキルや経験を持った人材を迎え入れられるため、即戦力としてカウントできます。
新入社員を探そうと思うと条件が限られてしまう可能性があり、結果的に採用人数が少なくなってしまう恐れもあります。派遣人材はこれらの問題をクリアできるため、企業の営業活動を止めることなく成長を続けられるでしょう。
派遣の販売員に任せられる業務内容
ここでは、販売員として派遣社員を受け入れたときに任せられる主な仕事内容を解説します。
【派遣社員に任せられる主な仕事内容】
- レジ精算業務
- 接客販売
- ディスプレイ作成
- 商品整理
レジ精算業務
レジ精算 業務は、利用客とお店のお金を扱う大切な業務です。利用客が購入を希望する商品を受け取り、レジで梱包・精算を行います。レジ精算 業務には以下のとおり、さまざまな作業が必要です。
【レジ精算に伴う業務】
- 梱包
- 新商品の案内
- メンバーズカードの案内
- (雨の日は)ビニールによるカバー
梱包時には服についているプリントや装飾品に気を遣い、丁寧に洋服を畳むことが求められます。利用客が購入を決めた場合、レジまで商品を代わりに持っていくなどの気遣いも必要です。金銭授受については近年、店舗によって自動レジも増えているため、自動釣銭機の取り扱いについてあらかじめ十分に説明しておきましょう。
接客販売
接客販売も、アパレル店員の重要な仕事です。アイテムに関する説明やコーディネートの提案、試着室への案内やサポートなどを行います。
利用客からすると、正社員・派遣社員の違いは関係ありません。そのお店のアイテムやアパレル全般に関して一定以上詳しいスタッフとして、接してくるはずです。商品を選ぶことを迷っている利用客には、安心感を持って購入できるように声をかけて、買い物をアシストしなければなりません。そのため、お店のアイテムや洋服の在庫や着こなし方、流行に関する知識やビジネスマナーが身についていることが求められます。
ディスプレイ作成
ある程度の裁量を店舗ごとに一任している会社の場合、店頭スタッフがディスプレイ作成を行います。この際、派遣社員に任せることも可能です。大手のブランドではアイテムの組み合わせなどが本部からの指示書など、マニュアルで決まっているケースもありますが、店舗スタッフが自ら考案することもあります。
具体的な業務としては、お店にあるマネキンやトルソーと呼ばれる人形の着せ替えや、その周辺商品の選択・配置などを主に行います。ディスプレイの作成には、アイテムに関する知識だけでなくレイアウトに関する知識も必要です。そのため日ごろからレイアウトについて学んだり、多店舗でよく観察する習慣をつけたりすることで、購買意欲を掻き立てる効果的なディスプレイにつながります。
特に入り口付近のトルソーはお店に入るかを判断する基準となり、ディスプレイが果たす役割は大きいです。
商品整理
商品整理は、アパレルの仕事では特になくてはならない業務です。店舗に陳列されている商品は、利用客が見ることで乱れます。そのため、畳まれて陳列されている商品や、ハンガーから肩が落ちている商品を元に戻すなどの作業が必要です。
商品整理は営業中に手が空いた際に基本的に行う必要があり、接客がおろそかにならないようにしなくてはなりません。また、原則的には朝はレジ開け や清掃業務があり、商品整理は行わないため、退店するまでに商品整理は終えることが求められます。
派遣で販売員を受け入れるときの注意点
メリットが多い人材派遣ですが、以下のことには注意が必要です。
- 採用コストをゼロにはできない
- 帰属意識が低い傾向にある
- 任せられる業務に制限がある
採用コストをゼロにはできない
派遣人材を受け入れるための採用コストは安く抑えることができますがゼロにはできません。派遣労働者を受け入れるためには派遣元に対して派遣料を支払わなければなりません。
派遣料とは、直接雇用をした従業員の給料よりも高めに設定されていることがほとんどです。ただし、各種保険や交通費などは派遣元負担であるため、総合的に考えると人材を採用するより派遣のほうがコストを抑えられます。
帰属意識が低い傾向にある
派遣労働者の帰属意識が低い傾向にあることも、人材派遣を利用するデメリットです。派遣社員の中には、決められた業務だけを粛々とこなすだけの人もいます。同期という存在がいないことも珍しくなく、結果的に帰属意識に結び付かないのです。
帰属意識を持たせるには、一緒に働くメンバーや上司と環境を整える必要があります。少しでも長く働いてもらうには、企業・部門がメンバーの一員として派遣労働者を迎え入れましょう。
任せられる業務に制限がある
基本的にはスキルが身についた人材を迎え入れられますが、任せられる業務は限定的です。コア業務のような企業の中核となる事業は当然ながら任せられません。
これとは別に、派遣労働者ができないと規定されている業務もあります。すべての業務を任せられるわけではない点に注意しましょう。派遣労働者が従事できない業務は「人材派遣が利用できない業種がある」を参考にしてください。
まとめ
販売員を人材派遣で受け入れることは、人材不足に悩んでいる店舗にとっては非常に有効な手段です。
とはいえ派遣料が発生するなどのデメリットには注意しましょう。人材派遣を検討しているなら、全国に拠点がありグループ会社を含めて700万人以上の登録スタッフが在籍しているフルキャストがおすすめです。
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