【法人向け】アルバイトの募集方法10選!募集のポイントや事前準備、注意点も解説
アルバイトを募集する方法は多岐に渡ります。ただし、募集方法による特性を把握しておかないと、欲しい人材の確保は難しくなるでしょう。
また、最適な人材を採用するためには、事前準備や募集のポイントを把握しておくことも大切です。
この記事では、効果的なアルバイトの募集方法を紹介するほか、募集のポイントや事前準備、注意点も解説します。
目次
- ターゲットの明確化
- ターゲットに合った募集方法の選定
- ターゲットに合った募集内容・求人原稿
- 自社独自の魅力やメリットをアピール
- ハローワーク
- 折り込みチラシ
- 学校の掲示板
- 店頭の貼紙
- フリーペーパー
- 知人やスタッフからの紹介
- 求人サイト・アプリ
- オウンドメディアリクルーティング
- SNS
- 応募がこない
- 求めている人材が見つからない
- 採用コストが限られている
- 労働基準法
- 男女雇用機会均等法
- 職業安定法
- 雇用対策法
効果的にアルバイトを募集するためのポイント
アルバイトはやみくもに募集したところで、応募者がこない、欲しい人材ではなかったということになりかねません。そのため、募集をかける前に以下の事前準備が必要です。
- ターゲットの明確化
- 募集方法の選定
- ターゲットに合った募集内容
- 自社独自の魅力やメリットをアピール
ターゲットの明確化
まずはアルバイトに来て欲しい人材はどういった人材なのか、ターゲットを明確化する必要があります。
学生なのか主婦 (主夫)なのかなど、 人物像によって、アルバイトの探し方や職場に求める条件などが異なるからです。ターゲットが曖昧なままだと訴求すべきポイントが見えてこないため、アルバイト募集の効率が悪くなります。費用も時間もかかってしまうため、まずはターゲットを決めることから始めましょう。
ターゲットに合った募集方法の選定
ターゲットが明確化できたら、ターゲットが普段アルバイト探しに利用している媒体を見極める必要があります。募集をかける媒体を間違えてしまうと、応募者がこない、人物像が違うなどになりかねません。それぞれの媒体によって業種・職種 などの得意分野が異なるので、ターゲットに最適な媒体を選ぶようにしましょう。
ターゲットに合った募集内容・求人原稿
最後に、ターゲットに刺さる募集内容・求人原稿を考えます。ターゲットがアルバイト先に求めることを考慮しつつ、自社の魅力も織り交ぜた募集内容・求人原稿案を出していきます。「高時給」「初心者OK」という文言は応募者を増やすのに効果的ではありますが、ターゲット以外からの応募も増えてしまうため、安易に使用するのはおすすめできません。
訴求ポイントを誤ってしまうと、面接の手間が増えてしまうだけに終わる可能性もあるので、ターゲット分析をしっかりおこなったうえで募集内容・求人原稿を考えるようにしましょう。
自社独自の魅力やメリットをアピール
効果的にアルバイトを募集するためには、自社ならではの魅力やメリットを伝えることが大切です。
給与面や勤務先などの雇用条件は、他社と似てしまうことも多いですが、それ以外に独自の魅力やメリットがあれば、積極的にアピールするようにしましょう。
たとえば、従業員同士が仲の良い職場であれば、笑顔で仕事をしている写真を掲載することで職場の雰囲気がより伝わり、他社との差別化ができます。
また、独自のアピールポイントが見つからない場合は、掲載する文言を少し変えるだけでもオリジナリティーが生まれるため、応募につながることがあります。
オフラインでアルバイトを募集する方法
オフラインでアルバイトを募集するには以下の6つの方法があります。
- ハローワーク
- 折り込みチラシ
- 学校の掲示板
- 店頭の貼紙
- フリーペーパー
- 知人やスタッフからの紹介
オフラインでの募集は比較的コストがかからない反面、求人期間が長くなる傾向にあります。
ハローワーク
就職や転職活動で利用されるハローワークでは、アルバイトの募集も可能です。地域ごとに管轄が決まっているため、求人エリアが決まっている場合におすすめ。また、掲載は無料なので採用コストに限りがある企業にも最適な募集方法です。更に条件を満たせば助成金が申請できるのもハローワークならではでしょう。
一方で掲載できる情報量は少なめなうえに掲載や選考など、各工程において手続きの手間が発生する点はデメリットとしてあげられます。
求人コスト | 無料 |
メリット |
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デメリット |
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おすすめの企業 |
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折り込みチラシ
新聞に挟まれているチラシやポスティングチラシに求人を掲載する方法です。地域の求職者に情報を届けやすい反面、インターネット世代には効果が薄いという特徴があります。
求人コスト | 3~7円/枚 |
メリット |
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デメリット |
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おすすめの企業 |
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学校の掲示板
大学や専門学校とコンタクトを取り、学内の掲示板やシステムに求人情報を掲載してもらう方法です。アルバイト先を探している学生も多いことから、ターゲットを学生にしている場合は狙った人材を集めやすいでしょう。また、学校の特性からある程度、人材の特徴を把握できるのもメリットといえます。
求人コスト | 無料 |
メリット |
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デメリット |
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おすすめの企業 |
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店頭の貼紙
手間とコストをおさえる方法として、店頭に求人募集の貼紙をする方法があります。目に留めてもらえないケースが多いため、応募者数に期待は持てませんが、今すぐ無料でできるのでやっておいて損はないでしょう。また、自店の商品を愛用してくれている常連客が応募してくれるケースもあります。この場合、ある程度の商品知識やお店の方針などをわかってくれていることが多いため、教育コストをおさえられる可能性が高いでしょう。
常連客ではなくても来店してくれた人が応募することになるため、採用ミスマッチが起きにくいというメリットもあります。ただし、実際にお店をみて応募するかどうかを決めるため、お店の雰囲気などによっては応募者が来ないことも考えられます。
求人コスト | 無料 |
メリット |
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デメリット |
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おすすめの企業 |
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フリーペーパー
駅やコンビニなどに設置されているフリーペーパーに求人を掲載する方法です。地域やターゲットにあわせて、求人媒体を選べます。掲載費用は13,000~50,000円が目安。応募があってもなくても費用は発生します。掲載後は情報の修正ができないので、掲載を依頼する前に募集内容・求人原稿の精査が必要です。
求人コスト | 13,000~50,000円程度 |
メリット |
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デメリット |
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おすすめの企業 |
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知人やスタッフからの紹介
知人や今いるスタッフから紹介してもらう方法もあります。職種や働きたいという希望がマッチすれば、スムーズに人材を集められます。また、紹介という特徴から信頼できる人材が来てくれる可能性が高いでしょう。その一方で、スタッフからの紹介の場合は、「仲の良い人と一緒に働きたい」ケースもあります。一概に悪いとはいえませんが、仲が良過ぎるがゆえに業務に身が入らないこともあるので、シフト調整が必要になる手間が発生する可能性も考えられます。
求人コスト | 無料 |
メリット |
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デメリット |
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おすすめの企業 |
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オンラインでアルバイトを募集する方法
オンラインでアルバイトを募集する方法は、以下のとおりです。
- 求人サイト・アプリ
- オウンドメディアリクルーティング
- SNS
オンラインでの募集は、学生をはじめとしたインターネットを使い慣れた若年層に効果的な方法です。24時間365日、応募の受付が可能なので求職者を逃す確率を低くできます。
求人サイト・アプリ
求人情報をまとめて掲載しているキュレーションサイトやアプリに求人を出して募集をかける方法です。紙媒体に比べて圧倒的な情報量を掲載できるのが魅力的な点です。また、文章はもちろん、写真も掲載できるので職場の雰囲気を伝えやすいのも利点でしょう。
また、ターゲットを絞ったり、スカウトしたりできる機能が備わっているため、確度の高いターゲティングができる反面、採用できなかった場合でも掲載コストがかかるのはデメリットです。
求人コスト | 1~100,000円程度 |
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メリット |
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デメリット |
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おすすめの企業 |
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オウンドメディアリクルーティング
オウンドメディアリクルーティングとは、自社運営するメディアで自社の価値観や欲しい人材像を広く周知し、希望人材を採用する手法です。無料で実施できる方法であり、能動的に採用活動をおこなえる反面、外部委託しないので自社リソースの負担が大きくなるのがデメリットです。
求人コスト | 無料 |
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メリット |
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デメリット |
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おすすめの企業 |
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SNS
自社が運用するSNSを活用して、求人をかける方法です。SNSは基本的に無料で利用できるため、採用コストがかかりません。また、発信内容の精度を高めていけば、ブランディング効果により多くの応募者が集まるだけでなく、自社商品の売れ行きアップも期待できます。
一方でSNSの運用方法を間違ってしまうと、ターゲットに見つけてもらえないため、時間と労力を無駄にする可能性があります。更に、効果がでるまでにはある程度の時間がかかるため、今すぐ人材が欲しい企業には向かない方法です。
求人コスト | 無料 |
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メリット |
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デメリット |
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おすすめの企業 |
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アルバイト募集の課題
アルバイト募集では、おもに以下のような課題や悩みが生じる傾向があります。
- 応募がこない
- 求めている人材が見つからない
- 採用コストが限られている
それぞれの内容と解決策を紹介します。
応募がこない
求人を出してもアルバイトの応募がない場合は、求人内容に魅力がなかったり、求人を出す媒体が適切でなかったりする可能性が考えられます。
前述しているように、求人条件は、自社独自の魅力やメリットを伝えることが大切になるので、他社と自社の求人内容を比較して、求職者にとって魅力的な条件になっているかを確認してみましょう。
また、求人媒体がそもそも適切でない可能性もあるので、掲載する媒体を変えてみるのも手段のひとつです。求人媒体は情報誌やWeb求人などさまざまあるので、掲載する媒体先を見直してみましょう。
求めている人材が見つからない
アルバイトの募集では、それなりの応募数があるにも関わらず採用まで至らないケースもよく見られます。
このようなケースでは、求めている人材と掲載している条件がズレている可能性があるため、採用条件の見直しが必要かもしれません。
アルバイトに求める条件が高過ぎる可能性もあるため、一度、求める人材を具体的にして、採用の基準が高過ぎないか、時給と求める人材の条件が適切かといったことを客観的に考えてみましょう。
採用コストが限られている
アルバイトの募集であっても、人材の採用にはある程度のコストがかかります。
求人掲載費や広告宣伝費などの外部コストほか、面接や研修、応募者への対応など内部コストもかかるため、会社によっては限られた予算で人材の確保が難しいケースもあるでしょう。
限られた予算内でアルバイトを採用するためには、求める人材をピンポイントで確保することが大切です。
そのため、採用のミスマッチをなくすために、より具体的な募集条件を掲載したり、ターゲットを絞って募集をしたりするなど、募集方法を工夫してみましょう。
急ぎでアルバイトを募集したい場合は派遣バイトがおすすめ
急な欠員が出た、短期間だけ人員が欲しい場合は派遣バイトの活用がおすすめです。派遣バイトは派遣会社からアルバイトを派遣してもらう方法です。派遣会社に登録している人材を派遣会社が探すのでスピーディーな人材確保が可能。希望条件に見合った人を派遣してもらえるので、人材ミスマッチも起こりづらくなります。
更に大人数が必要な場合や勤務地が遠方な場合など、さまざまなパターンの人材確保にも対応可能。自社でアルバイトを雇用するよりコストは高くなりますが、派遣会社が雇用主として採用活動と労務処理をおこなってくれるうえに迅速な人材確保が叶うため、大幅に手間が省けるというメリットがあります。
人材派遣サービスに関しては、以下の記事でも詳しく解説しているので、人材派遣サービスの利用に興味がある方はぜひご覧ください。
アルバイト募集において注意すべき法律
アルバイトを募集する際には、雇用や労働に関する以下の法律を押さえておく必要があります。
- 労働基準法
- 男女雇用機会均等法
- 職業安定法
- 雇用対策法
これらの法律を守った求人募集・採用をおこなわないと、実際に雇用がスタートしてからトラブルになることが考えられます。
もちろん法律を意識した労働環境の整備も大切です。せっかく採用できたアルバイトがすぐに辞めてしまうことにならないよう、法律遵守で採用活動をおこなうようにしましょう。
以下、各法律について解説します。
労働基準法
労働基準法は、労働条件の最低基準を定める法律です。
労働者の保護がおもな目的になっており、労働時間(1日8時間、1週間40時間)や、割増賃金(時間外・深夜割増し・休日出勤)、解雇予告(30日以上前の予告が必要)など雇用に関わるさまざまな内容が明記されています。
アルバイトにも労働基準法が適用されるため、企業はアルバイトを採用すると、労働基準法を遵守しなければなりません。
男女雇用機会均等法
男女雇用機会均等法は、採用、配置、福利厚生、退職・解雇などにおいて、性別を理由にすることを禁止する法律です。
セクハラの禁止や出産・育児休業の取得促進なども男女雇用機会均等法で規定されています。
職業安定法
職業安定法は、必要なタイミングでの労働条件の提示を定める法律です。
おもに労働者募集、職業紹介、労働力に関する内容を規定するものになっており、労働者の能力に適した職に就く機会を提供することで、職業の安定化を図ることを目的にしています。
雇用対策法
雇用対策法は、雇用の安定や職業生活の充実を目的とした法律です。この法律により年齢制限を設けることが禁止されており、年齢によって労働の機会が損なわれないようなしくみが設けられています。
雇用対策法違反となるような求人募集をおこなうことはできません。アルバイト採用の際は年齢で判断するのではなく、応募者自身をみるように心がけましょう。
まとめ
アルバイトの募集はさまざまな方法がありますが、募集する際は自社が必要とする人材に最適な媒体の見極めが大切です。そのためにはターゲットを明確にしたうえで、分析する必要があります。そうすることで、最適な媒体、募集方法、精度の高い求人原稿が書けるようになるでしょう。
急ぎで人手がほしい場合は、派遣バイトを検討するのがおすすめです。登録人材から最適な人をピックアップして派遣してもらえるので、人材確保の手間を省けます。
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