イベントバイトの募集方法3選|向いている人材の特徴や時給の目安などを紹介
イベントを開催する際には、大勢の運営スタッフを手配する必要があります。各業界で人手不足が叫ばれているなか、特定の日にちだけのために正社員を雇うわけにはいかないため、アルバイトの雇用を考えている企業も多いでしょう。 そこで今回は、イベントバイトの募集方法を紹介。イベントバイトに向いている人材の特徴や時給の目安についても解説しているので、イベントバイト募集の参考にしてください。
そこで今回は、イベントバイトの募集方法を紹介。イベントバイトに向いている人材の特徴や時給の目安についても解説しているので、イベントバイト募集の参考にしてください。
目次
- オンラインで募集する
- 学校の掲示板に求人情報を張り出してもらう
- 人材派遣・紹介会社に依頼する
- イベントバイトの募集で人材派遣を利用する際の注意点
イベントバイトに向いている人材の特徴
イベントの内容にもよりますが、基本的には長時間に及ぶことがほとんどです。またスタッフ・お客さまともに多くの人と接することになるので、次のような特徴を持つ人材が好ましいでしょう。
- 体力がある
- 協調性がある
- 時間に余裕がある
- コミュニケーション能力がある
- 臨機応変に動ける
特に夏休みや週末に開催されることが多いので、高校生や大学生、子育てが一段落した主婦、時間に融通が利きやすいフリーターをターゲットに募集をかけるのがおすすめです。社会人向けに行うセミナー等であれば、ビジネスマナーの心得があるかどうかも見ておきましょう。
イベントバイトの募集方法3選
イベントバイトの募集は次の方法が有効です。
- オンラインで募集する
- 学校の掲示板に求人情報を張り出してもらう
- 人材派遣・紹介会社に依頼する
オンラインで募集する
イベントバイトには体力があり、時間の融通も利きやすい若年層が採用ターゲットになるでしょう。いわゆるデジタルネイティブ世代なので、特にオンラインでのアプローチが有効です。
- SNSで告知
- SNSなどにWeb広告を出す
- 求人サイト・アプリに掲載する
自社でSNSを運用している場合は、求人の詳細を載せた投稿をして、応募者を募りましょう。自社でSNS運用をしていない場合は、SNSや検索エンジンにWeb広告を出すのもおすすめです。SNSはフォロワーをはじめ、不特定多数の人に届けられるため母数が大きくなりますが、ターゲットに届くとは限りません。一方でWeb広告では、セグメント配信が可能。ターゲットに届けやすい特徴があります。
求人サイトやアプリは、メインユーザー層など媒体の特徴に合わせて選択するのが大切です。ターゲット層から外れた求人サイト・アプリを使用して求人を出しても当然ですが、思ったような成果は得られません。
学校の掲示板に求人情報を張り出してもらう
高校や大学、専門学校など、学校の掲示板への求人情報張り出しも積極的に活用したい方法です。「学校が許可している=信頼できるアルバイト先」という認識を学生に持ってもらえるので、一定数の応募が期待できるでしょう。
ただし、なかにはトラブルを警戒してイベント系の求人はNGとしている学校もあります。そのため、まずは学校の特色や校風のチェックが欠かせません。学校の特色を踏まえたうえで、コンタクトを取れば、求人を掲載してくれる学校をスムーズに見つけられるでしょう。
人材派遣・紹介会社に依頼する
人材派遣や人材紹介を介してもイベントバイトを確保できます。人材派遣と人材紹介の違いは、「雇用主」にあります。人材派遣は派遣元企業が雇用主になるので、給与の支払いから労務処理などは派遣元企業が行います。一方、人材紹介は勤務先企業が雇用主になるので、給与の支払い・労務処理などはすべて自社で行うことになります。
このような違いはありますが、両者の最大のメリットは「自社の代わりに人材確保を行ってくれること」です。話は少しズレますがイベントバイトは、時給が高めに設定されている分、給料を目安に応募してくる人もいます。それだとターゲット層から外れた人が応募してくる可能性が高く、選考が難航するおそれがあります。人材派遣・紹介会社の場合は、「こういう人材がほしい」ことを伝えると、条件に見合った人材を探して派遣・紹介。自社で採用活動を行うよりも希望人材が見つかりやすい傾向にあります。
イベントバイトの募集で人材派遣を利用する際の注意点
ただし、人材派遣は原則、30日以内の日雇いが禁止されています。例外的に日雇いが認められるケースもありますが、次のように人材層が限定される点には注意が必要です。
- 60歳以上の者
- 雇用保険の適用を受けない学生(いわゆる「昼間学生」)
- 副業として従事する者(生業収入が500万円以上の者に限る。)
- 主たる生計者以外の者(世帯収入が500万円以上の者に限る。)
派遣の日雇いについては、詳しくはこちらの記事で解説しているので合わせてご確認ください。
イベントバイトに支払う時給の目安
タウンワークによるとイベントバイトの時給は1,000~1,200円が平均となっています。ただし、なかには1,700円と高時給の求人も見受けられます。どの程度の時給を出せるかは予算にもよりますが、SNS時代である今、作業内容に対して時給が低いとすぐに噂が広まります。次回のイベント開催時にアルバイトを集めにくくなるので、作業内容に応じて適正な時給を設定するようにしましょう。
また、就労場所が遠方になる場合は、交通費や宿泊費の支給も要検討です。イベントバイト募集のなかには交通費なし、または時給に含むケースもあります。別途支給しない場合は、交通費や宿泊費分を時給に上乗せするなどしておかないと、応募者からネガティブなイメージを持たれてしまいます。応募者が魅力に感じるような求人でないと、人は集まらないのでこうした工夫も必要です。
イベントバイトに依頼できる役割
イベントバイトに依頼できる役割には次のようなものがあります。
- 入場列の整理
- チケットのもぎり
- 座席の案内
- 会場内での警備
- グッズ・飲食物などの販売
- 会場設営・撤退の手伝い
集まったアルバイトに希望を取って配置しても良いですが、各人材の適性を見極めて最適な配置ができるのが理想です。たとえばセールストークが得意な人がいれば、グッズや飲食物の販売についてもらうと売上アップが期待できます。物覚えが早い人には座席案内、体力があり身体を動かすのが好きな人には会場設営・撤退の手伝いといった感じです。
※警備や設営等については、人材派遣・人材紹介を介しての人材確保ができないのでご注意ください。
イベントバイトを採用する際の注意点
イベントバイトは長時間、就労させることになるため、以下の点に注意が必要です。
- 休憩時間の確保
- 残業代は規定に沿って25%増しにする
- 高校生は保護者の同意が必要かつ22時以降の就労禁止
つまり、労働基準法を守って就労させようということです。また、就業中の飲食物の確保や、終電がない場合の帰宅手段の確保といった配慮も忘れないようにしましょう。
まとめ
イベントの成功には運営スタッフであるイベントバイトの存在が欠かせません。とりあえずの寄せ集めでもイベントの遂行はできますが、できれば協調性があり、臨機応変に動けるなど人材の質にはこだわりたいものです。しかし、自社採用でこうした人材が応募してくれる可能性は高くありません。アルバイトとはいえ、質の高い人材を集めたい場合は、希望条件に沿った人材を集めてくれる、人材派遣または人材紹介会社に依頼することを検討しましょう。
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