【企業向け】宅配バイトの採用方法とは?おすすめの派遣会社も紹介
ネットショッピングやフードデリバリーなどの需要増加により、宅配バイトの需要も増えています。それにともない企業の課題となっているのが、宅配バイトの人材確保です。
人事担当をしている方であれば、「少しでも効率よく宅配バイトの採用業務を行いたい」と考えているのではないでしょうか。そこでこの記事では、宅配バイトの採用方法についてまとめました。
宅配バイトの採用方法の種類と、メリット・デメリットについて解説しています。各企業にとって最適な方法で採用活動を行いましょう。
宅配バイトを雇用する際の注意点も紹介していますので、最後までご覧ください。
目次
- アルバイトとして直接雇用する
- 業務委託として契約する
- 求人媒体で募集をする
- ハローワークで募集する
- 求人広告を出して募集する
- SNSで募集する
- 自社サイトで募集する
- 紹介(リファラル)で募集する
宅配バイトとは
宅配バイトとは、注文された品物を指定の配達先へ届ける仕事です。
一口に宅配バイトといっても、以下のように様々な種類があります。
- フードデリバリー
- 宅配便
- 部品配送
- 郵便配達
- 新聞配達 など
宅配バイトは、自動車・バイク・自転車などで配達を行います。
宅配バイトの雇用形態
宅配バイトの雇用形態は大きく2種類に分けられます。
- アルバイトとして直接雇用する
- 業務委託として契約する
それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
アルバイトとして直接雇用する | ・長期雇用なので会社への安心感が生まれやすい | ・初心者の場合、業務に必要なスキルを教える必要がある |
業務委託として契約する | ・人材育成にかかるコストを抑えられる
・必要な時だけ依頼できる |
・労働者の管理が難しい |
それぞれの雇用形態について詳しく見ていきましょう。
アルバイトとして直接雇用する
直接雇用のアルバイトは、企業が労働者を雇用する働き方です。労働者は企業の指示に従って働き、企業は労働時間の対価として報酬を支払います。
勤務時間や労働時間がある程度決められているので、長期的な業務に向いているのが特徴です。一定の収入が見込めるので、労働者の定着率が高いのもメリットのひとつでしょう。
ただし採用した労働者が初心者だった場合、宅配業務に必要な知識やスキルを一から教える手間や時間がかかるのがデメリットです。また労働基準法が適用されるため、保険の加入や有給休暇の取得など、労働基準法に準じて労働者を保護する必要があります。
業務委託として契約する
業務委託として契約する場合、労働者は企業に雇用されるわけではありません。「労働者」と「雇用者」という主従関係がなく、両者は対等な立場になります。
直接雇用のアルバイトが「労働時間」に対して報酬を受け取るのに対し、業務委託の場合は「成果や結果」に対して報酬が支払われます。
業務委託の場合、一件の宅配ごとに受注を行うため、短期的な業務に向いている雇用形態です。また業務委託の労働者は宅配業務を生業にしているため、宅配業務に必要なスキルを一から教えるといった手間がかかりません。
ただし企業側に指揮命令権がないため、仕事の進捗管理や質の維持が難しいケースもあります。
自社で宅配バイトを採用する際の募集方法
企業が自社で宅配バイトを採用したい場合の主な募集方法として、以下の6つが挙げられます。
- 求人媒体で募集する
- ハローワークで募集する
- 求人広告を出して募集する
- SNSで募集する
- 自社サイトで募集する
- 紹介(リファラル)で募集する
各募集方法について詳しく見ていきましょう。
求人媒体で募集をする
求人サイトなどで募集する方法が求人媒体による募集です。
求人媒体で求人募集することのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット |
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---|---|
デメリット |
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インターネット環境さえあれば、求職者は時間や場所の制限なく求人情報を閲覧できるのが特徴です。
なかには特定の分野に特化している求人サイトもあります。
休職者の居住地に関係なく、幅広い求人を募集したい場合におすすめの方法です。
ハローワークで募集する
ハローワークは、国が運営する公共職業安定所です。求人情報の掲載に費用が掛からないのが特徴です。求人掲載数や掲載期間にも制限がありません。
ハローワークで求人募集することのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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ハローワークで求人の募集をすることで、「特定求職者雇用開発助成金」や「障害者雇用安定奨励金」などの助成金を受給できる場合もあります。
デメリットは、求人票の様式が決まっているため、企業のアピールが十分にできない点でしょう。その結果、雇用のミスマッチが起こる可能性があります。
管轄エリアの求人が多いので、地元で人材採用したい企業に向いている採用方法といえるでしょう。
求人広告を出して募集する
求人広告は、雑誌やフリーペーパーなどに求人情報を掲載する方法です。
求人広告で募集することのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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求人掲載の成果に関わらず費用がかかるので、採用に至らなかった場合でも費用が発生する点はデメリットと言えるでしょう。
求人広告は、特定のエリアで人材を採用したい場合に有効です。
SNSで募集する
SNSによる求人募集は、TwitterやFacebookを利用する方法です。
メリット |
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デメリット |
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SNSによる求人募集は、企業への興味を持っている人が目にするので、感度の高い休職者が多いのが特徴です。
求職者は求人サイトにはない情報を求めていることも多く、こまめな情報提供が必要となります。
コメントのやり取りも可能で、応募前にコミュニケーションが取れるため、採用後のミスマッチが起こりにくいのもメリットの一つでしょう。
自社に興味のある層にアピールしたい場合におすすめの募集方法です。
自社サイトで募集する
自社サイトの募集は、ホームページに求人募集情報を乗せる方法です。
自社サイトで募集するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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企業に興味のある人がわざわざ検索して求人募集ページを訪れるので、求職意識の高い人が集まりやすいのが特徴でしょう。
ただしホームページの作成には人件費が必要で、ホームページを作った後もメンテナンスが必要です。外部に依頼することもできますが、その場合はさらに費用がかかります。
求人情報をこまめに手直ししたい場合は、ホームページによる求人募集がおすすめです。
紹介(リファラル)で募集する
紹介による人材採用は、従業員など企業内の人脈を介した採用方法で、リファラル採用とも言われます。
メリット |
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デメリット |
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リファラル採用は、従業員からの紹介なので定着率が高いのが特徴です。求人広告の掲載などほかの方法と比べて、採用コストも抑えられます。
また「積極的に求職活動をしているわけではないけど、良い仕事があればはたらきたい」と考えているような求職潜在層を見つけられるのもリファラル採用のメリットです。
一方でリファラル採用を取り入れる場合は、社内の人間関係に注意が必要です。紹介した人が不採用になったり、採用後にどちらかが辞めることになった場合に気まずさが残らないよう配慮しなければなりません。
また、企業がどのような人を求めているのかを紹介者となる従業員にも周知しておく必要があるでしょう。
リファラル採用は、採用コストを抑えつつ、求職市場に出てこない潜在層を確保したい場合におすすめの採用方法です。
宅配バイトを直接雇用する際の注意点
宅配バイトを直接雇用する際は労災保険の加入についても注意が必要です。
業務委託であれば、労働者が自分で任意保険に加入します。しかし直接雇用のアルバイトは、企業側で労災保険に加入しなければなりません。
宅配バイトとして直接雇用され働く場合は、勤務中の事故によるケガなどは労災の対象となります。
これは、宅配中に雇用者が事故を起こした場合でも、巻き込まれた場合でも同じです。直接雇用の場合は、正社員でもアルバイトでも同じように補償を受けられます。
直接雇用のアルバイトを採用した場合は、必ず労災保険に加入しましょう。
参考:厚生労働省「労災保険に関するQ&A」
まとめ
宅配バイトの雇用形態には、直接雇用する方法と業務委託する方法があります。
それぞれのメリットデメリットを把握したうえで、自社にふさわしい方法で募集を行いましょう。
今回紹介した求人募集の方法は、以下の6つです。
- 求人媒体で募集をする
- ハローワークで募集する
- 求人広告を出して募集する
- SNSで募集する
- 自社サイトで募集する
- 紹介(リファラル)で募集する
どのような人材を採用したいのか、求人募集にどのくらいの費用をかけられるのかによって、最適な募集方法は変わります。まずは求める人物像と、かけられるコストを明確にしたうえで、どの募集方法を選択するか決めましょう。
宅配バイトを直接雇用する場合は、保険加入の義務があることも覚えておきましょう。
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